戦略策定の肝どころのまとめ
今の会社で、2009年度の戦略策定プロジェクトに参画し、3ヶ月間、100時間以上の議論を尽くした経験から学んだこと。
戦略策定の肝どころ
- 自分たちの売っている製品やビジネスモデルを正しく理解する。(富山和彦さんのおっしゃるところの「基本的な経済構造の理解」)
- 徹底的に数字を出す。(できるだけ細分化して。そして利益ベースで。)
- 自分たちの扱っている製品が、プロダクトライフサイクルのどの位置にいるかを理解する。(利益が出てない製品は衰退期にいるもの)
- 同じ市場にいる競合を分析する。(儲かっている会社と儲かっていない会社を分析すると様々なことが見えてくる)
- 自社の課題を深く深く追求していく。これまで何度もあげられていたがずっと解決していない課題は、より深いレベルまで突っ込んで考え、真の原因を追求する。
- 自社の強み・資産をたな卸しする。できる限り具体的に。人やモノレベルまで落として。
- 自社製品で、赤字、または極端に利益が低く、かつこれ以上改善できないものを洗い出し、撤退を決める。(短期的な撤退と中長期的な撤退がある)
- 自社製品のうち、利益性が高いものを洗い出し、その理由を理解する。(利益性が高い=何らかの強みがあるか、市場が非常によいかのどちらかである)
- 市場性が大きく、成長性が高い(=市場魅力度が高い)領域を見つけて、そこに製品を集中させる。
- 選択した市場で競合優位性を出せるよう、自社の強みを極限までストレッチさせる。
- 高い利益を出すことにこだわる。利益とは自社が社会に提供できている価値である。
- 上記を実行可能なプランとして落とし込み、社員全員の行動につなげる。(実は一番難しい)
- 戦略を仮説と割り切り、ただしくPDCAが回る仕組みを作る。(これも富山和彦さんの本にあるとおり)
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